「まちやぐゎー」を懐かしむ声をたびたび聞く。「普段着で化粧もなし、 金のないときは掛けでOK、時間があれば茶のみ話をして帰る。 往復五分もかからない。それに比べてコンビニ、スーパーは…」。
会社の中部店近くに、大型ショッピングモールがオープンした。ここ一年 で二軒目、周辺には以前から三、四軒あり、超集中である。駐車場も大きく、 商品も豊富で安価。車の流れを見ると、商圏内の買い物客は全員集合の様相 である。大型店間の生き残り競争は激烈だ。コンビニの増え方も激しい。 給油所、薬局並みになってきた。夜中でもヤングから高齢者まで客が途切れ ることがない。
通り会会長の時、コザ十字路商店街の活性化について、たびたび議論した。 オーナー経営者の高齢化、若手経営者の育成、駐車場の確保等、課題解決のた め、行政、商工会議所、商店街の三者でいろいろ試みたが、なかなか改善しな い。むしろ、商圏内に大型店が増え、経営は苦しくなるばかり。
インターネットで商店街、通り会の活性化を思い付いたのが、 「沖縄商工会議 所の「ECショップ沖縄 (http://www.ec.okinawacci.or.jp/)」 「eまちねっとKOZA( http://www.st.okinawacci.or.jp/ )」
国と市の補助を受け、本格的な電 子商取引のシステムが構築された。ホームページで情報を発信、県内、観光客、 基地内外国人の買い物客を呼び込み、昔のにぎやかさの再現を夢見ているのだが…。
「バーチャルショップよりもリアルショップ」。ホームぺージを見て客が来ても、 買いたくなる雰囲気、気に入った商品、愉快な店員がいないと活性化は難しい。
「まちやぐゎー」がコンビニと、商店街がショッピングモールやスーパーと競合し ても、フェースTOフェース、ハートTOハートが大事ではないだろうか
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