
(468 KB )
|
■保守の負担軽減が課題
|
沖縄県西原町では、数年前に本庁社と学校・公共施設を結ぶ地域イントラネット事業(総務省補助事業)を導入しました。
情報化ニーズの高まりと共に加速する情報システムの陳腐化の中、担当者の保守業務は増え続け、サポートに走りまわる日々が続いていました。
導入予定の次期システムには、ハードの入替だけではなくメンテナンスの効率や環境配慮、人員不足への対処等が求められていました。
|
■サーバー、アプリケーション等、仮想化へ
| 検討の結果、設置スペース削減を可能にしたブレードサーバーによるサーバーの集積。また、既存の各種サーバーは仮想化することによって、複数のサーバーを1台の物理サーバーに稼動させ、サーバーの統合を実現することになりました。 |
■端末はパソコンでなく
|
端末は保守メンテの容易なシンクライアントに決まりました。
ユーザー情報は端末に依存せず、セキュリティ保護の観点や人事異動に関わる端末の再設定の手間を省けるなど、多くのメリットが享受できます。通常のパソコンと比べて消費電力が1/3で済む事も財政難の折、大きなメリットの一つでした。
|
■既存ネットワークの有効活用
|
アプリケーションの仮想プラネットフォームは高い評価と実績のあるCITRIX社のXenAppサーバー(旧メタフレーム)にしました。独自のプロトコルにより低帯域の通信回線でも優れた機能を発揮し、イントラネットで構築した回線でも十分な速さを確保できました。
オフィスソフトやCADシステム等は端末にインストールせず、サーバーから利用する事になりました。
|
■県内での先端事例
|
弊社では多数のサーバー仮想基盤構築の実績がありますが、今回の知名度のあるVMWARE社ではなく、いくつかの選択肢の中からサポート面、トータルシステムの親和性、特に予算面の観点から前述のCITRIX社が無償で提供しているXenServerで構築することになりました。
国内では数少ない事例の中、県内では自治体初となるケースとして各メーカーの支援を頂きました。
|
■総合的な技術力で導入時のトラブル解決と時代に見合った新しいソリューション実現
|
今回のシステムは仮想化基盤の構築経験だけではなく、ネットワーク技術及びWindwsのActive Directory、ユーザのプロファイルサーバー等に精通したSEが必要でした。当初、コンサルティングを実施しながら役所の担当者と将来の運用方法まで含めて詳細に詰めていました。
このままスムーズに完成するかに思えました。しかし特定のシンクライアントではスムーズに動くものの、他のシンクライアントでは重たいファイルの操作やWEBコンテンツの閲覧操作で画面が固まり、仕事に支障をきたしかねない程でした。状況から判断すると端末に問題があるとしか思えませんでした。メーカーも全力を上げて、一緒に問題解決に取り組みましたが、お手上げに近い状態でした。
そんな時、外国のホームページに似たような事例が報告されており、各ソフトの組み合わせで発生する独特の現象でした。調査と試行錯誤の結果、期待された動きを達成し、問題を解決することができました。予算が厳しい時代でも、最先端と評価されるソリューションの構築が実現できました。
|
|
■導入システム
|
・シンクライアント 450台
・ブレードサーバー 24台
・仮想プラットフォーム:Xen Server
・仮想AP プラットフォーム:Xen App
・Windows Server
|
|
■パートナー

|
■プロビジョニング・サーバーのメリット
|
障害対策とサーバー配信を実現するためにプロビジョニングサーバーを導入しました。
プロビジョニングサーバーは毎日、仮想基盤に対してクリアなXenAppサーバーを配信します(リフレッシュ)。又、オフラインで必要とするメンテナンスを行い、最新の状態でサーバー配信に必要とする時間はわずか1分程度です。同時に何らかの障害が発生した場合にも同機能を利用して、必要とするサーバーを配信します。負荷分散と障害対策に対応した柔軟性のある情報システムのインフラです。
利用者はシンクライアントからセキュリティで保護されているXenAppサーバにアクセスします。同時に、プロファイルサーバーから各自の固有の情報が読み込まれ、スムーズにWindowsデスクトップが表示されて、普段通りオフィスソフト等を利用する事ができます。
 |
■CO2排出量と無駄な時間の削減
|
今回のシステムは様々な意味で無駄な時間や消費電力が低減されます。環境に配慮したCO2排出量削減にも貢献しています。
シンクライアント端末は普通のパソコンと比べて、約1/3の消費電力で済みます。さらに、普通のパソコンは起動・立ち上げに最低でも約3分はかかります。古くなるほど待ち時間は長くなり、年間にすると相当に無駄な時間、コストがかかります。シンクライアントの起動時間は1分もかからないので無駄な時間とトータルコストの削減にもつながります。
またサーバーも従来のように種類毎、物理サーバーを準備し、常時に稼動する必要もなく、利用者数に必要とする最小限のサーバー数だけを稼動させることによって余計な電力の消費を制御できます。
|
■最後に
| 弊社は仮想化ソリューションで豊富な経験と高い実績を持っています。VMware、XenApp(旧:MetaFrame)、関連製品、等で県内の多くのお客様がその良さを実感されています。柔軟性や障害に強いサーバー情報基盤、又場所や接続環境を問わずに、保護された社内システムにアクセスし、仕事の効率性及び生産の向上を実現しています。 |
|
|
最終更新 2010年 7月 13日(火曜日) 12:09 |