琉球新報2010年1月15日「shimpo comm’」欄掲載
=私の3冊=
名護宏雄さん(沖縄IT経営応援隊長)
①「人を動かす」(デール・カーネギー著、創元社) ②「僕らのパソコン10年史 1980-1989年+前史」(SE編集部編、翔泳社) ③「資本主義はなぜ自壊したのか 日本再生への提言」(中谷巌著、集英社インターナショナル) |
沖縄のパソコン販売の草分けだった「コンピュータ沖縄」を1982年に設立した後、社長の名護宏雄さん(61・沖縄IT経営応援隊長)は、創業者の重責 の中で社員に厳しく接し、相次ぐ退職に悩んだ。そこで自己啓発書の元祖とも称される「人を動かす」に出合う。「批判を控え、心を開いて社員の意見をよく聞 き、誠実に評価することなど、経営者のあるべき姿を示している」と話す。県中小企業家同友会の代表幹事など要職を歴任する中、「組織をまとめ、発展させる 方向へ導くために常に立ち返る原点のような本だ」と評価した。 |