沖縄タイムス2011年8月23日(火)掲載
中城湾新港地区協議会(名護宏雄会長)と中城湾港開発推進協議会(会長・島袋俊夫うるま市長)が22日、県庁に与世田兼稔副知事を訪ね、中城湾新港地区の振興策を県の諸計画で明確にすることや、同港の定期船就航の実現などを求めた。
与世田副知事は定期船について、「港がありながら陸上輸送で那覇港に(貨物を)持って行っている。那覇港からの新港までの経由の定期便を実験的に取り組みたい」と述べ、社会実験的な定期船就航の実現に取り組むとした。
名護会長は、ほかにも関係行政機関の相互窓口や中城湾港管理組合の設置、防災対策への取り組みなど10項目を挙げ、「行政として改善してほしい」と早期の実現を求めた。
島袋市長は同港東埠頭(ふとう)の整備促進などを要請し、「国、県に強力にバックアップしてほしい」と述べた。